防音工事・リフォームの費用相場 | 補助金情報【見積もり付】

【見積もり付】防音工事・リフォームでの施工箇所別の費用相場を徹底解説します。アフターコロナで生活習慣の変化から生活音が気になる防音を検討している方が急増しています。そのようなお悩みを解消すべく具体的な施工箇所や素材別の費用をまとめました。

コロナをきっかけにテレワークや生活習慣の変化から在宅時間が増え、防音についての相談が増えました。弊社にも、「防音について相談したい」「防音効果を知りたい」「防音っていくらかかるの」などのご相談を多くいただいております。

今回は、「実際、防音工事っていくらかかるかの？」という疑問を解消すべく、防音工事の費用相場をリフォームのプロが徹底解説していきます。

音漏れ対策の防音工事の費用相場

防音工事の費用の内訳は「材料費・人件費」で決まり、材料費・人件費は防音の目的や施工箇所（天井・壁・サッシ・床）によって決まります。

まずは代表的な防音工事の種類と費用相場をご紹介します。

防音工事①壁

防音の基本的な考え方として枚数を重ねて厚くすればするほど防音効果は高まります。そのため部屋の広さや防音に期待する効果や目的に応じて金額が大幅に変更します。

壁の防音工事の3つの工程を表にまとめました。全ての工程を行うと高級ホテルなみの防音効果があり、専門用語でデシベルが「-58db」、遮音性能D値は「D-50」という数値になります。

遮音材：遮音シートはコスパが悪い

遮音シートは薄く張り増ししても壁が厚くならないため、見た目の影響は少ない点が魅力的ですが、高額なことが難点です。

コスパを気にする、あるいは壁が厚くなっても問題ないということであれば遮音シートは使用せずに石膏ボードを張り増すことをオススメします。

吸音材（中空層）

吸音材を入れずに空洞ができてしまうと、太鼓を叩いた時のような衝撃音が発生する「太鼓現象」と呼ばれる現象が起きるため必須の工程です。

様々な種類の吸音材がありますが、こだわりがなければ吸音性能の観点からロックウールをオススメします。

音響材

仕上げに貼る防音材が音響剤ですが、費用対効果は高くありません。

工事するかの判断含め、担当者に確認していただくことをオススメします。

その他発生する費用

• 廃材の処理
• コーキング剤（石膏ボードとの隙間と隙間を埋めるため）
• 運搬費

防音工事②天井

基本的には壁の防音工事で、3つの工事を行います。ただ、天井の防音工事の際に注意すべき点が「防振対策」です。

音の伝搬には「空気伝搬音」と「固体伝播音」の2種類が存在します。

固体伝播音は振動に近い低い音で、低い音ほど防振対策が必須となるため、歩く音など振動に近い音は防振対策をしないと効果がありません。

天井の防振対策として有効なのが「防振ハンガー」です。この防振ハンガーを天井の下地に用いることで防振効果を得ることができます。

防音工事③床

床の防音工事は大きく3種類あります。

※ 軽量衝撃音(LL)：物を落とした音、少しうるさい生活音
※ 重量衝撃音(LH)：子供が走り回り飛び回る音

防音工事④窓（サッシ）

窓の交換には大きく3つあります。

外部・上階からの音に対する防音工事の費用相場

1. お隣と家が近く生活音・音楽音などが気になって防音をしたい
2. 公道が近くて音が気になって防音したい

外部、あるいは上階からの音が気になる方も少なくありません。

それぞれの防音工事費用は以下の表の通りです。

部屋全体を防音室にする費用相場

部屋全体を二重構造にし、中間層に吸音材を入れて遮音材を設置する工事です。

使用する素材によって大きく金額が異なりますが、参考までに費用の相場表をまとめました。