庇の後付け 選び方・費用・注意点

庇の後付けガイド|種類・費用・施工注意点まとめ

最終更新:2026年03月23日

庇(ひさし)を後付けすることで、玄関・窓・テラスの雨よけ・日差し対策が一度に解決できます。費用は製品代込みで3万円台〜20万円超まで幅広く、素材・メーカーによって選択肢は大きく異なります。

後付け庇の工事費用は、アルミ既製品であれば施工込みで3〜10万円台、リクシル・三協アルミなどのメーカー品は5〜20万円台が目安です。奥行き1mを超える場合は建築確認申請が必要になるケースがあり、固定資産税への影響も事前に確認が必要です。DIYは可能なケースもありますが、壁素材によって難易度が大きく変わります。

大田区・世田谷区で地域密着のたてのリフォームは、400件以上のリフォーム実績と不動産業界歴13年の経験をもとに、代表自らが必ず現場に伺い、寄り添うことを大切にしたご提案を行っています。

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たてのリフォーム 代表 舘野 久璃洲

監修

たてのリフォーム 代表

舘野 久璃洲

新卒から不動産業界で活躍し、大手不動産会社で勤務し、現在はたてのリフォームの代表として活動。400件以上の施工実績の経験をもとに、『品質至上主義』をモットーに大田区・世田谷区を中心としてお客様に最適なプランを提案。

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後付け庇・ひさしとは|リフォームで取付ける目的とメリット

庇(ひさし)とは、窓や玄関ドアの上部に水平方向に張り出した小さな屋根状の部材です。新築時から設置されていない場合でも、後付けで取り付けられます。リフォームで庇を設置する主な目的は、雨・紫外線・熱気からの保護です。

  • 雨よけ効果:玄関ドアの開閉時に雨が吹き込むのを防ぎ、ドアや外壁の劣化を遅らせます
  • 日射遮蔽:夏の強い日差しを遮り、室内温度の上昇を抑える省エネ効果があります
  • 外壁保護:雨水が外壁を伝い続けることによるシミや汚れ・腐食を軽減します
  • 採光確保:適切な奥行きで設計することで、冬の低い太陽光は取り込みながら夏の高い日差しだけをカットできます

特に玄関まわりへの後付けニーズが高く、宅配物の受け取り時や雨天の鍵操作時に傘をさす必要がなくなるなど、日常の利便性も大きく向上します。窓上への設置では結露防止・UVカットも期待できます。

後付け庇・ひさしの種類と素材別概要

後付け庇は素材・構造によって性能・価格・デザインが大きく異なります。主な選択肢は「アルミ製既製品」「メーカー品(リクシル・三協アルミ)」「ポリカーボネート製」「タープウィング(可動式)」の4タイプです。

素材・タイプ 耐久性 価格帯(製品代) デザイン性 DIY難易度
アルミ製既製品 高い(15〜20年程度) 1〜5万円 シンプル
リクシル製 高い 3〜15万円 豊富 低(業者推奨)
三協アルミ製 高い 3〜12万円 豊富 低(業者推奨)
ポリカーボネート製 中(10〜15年程度) 5,000円〜3万円 透明感あり 高(DIY向き)
タープウィング 中(布地5〜10年程度) 2〜8万円 カラフル

アルミ製後付け庇・ひさし(既製品・規格品)

アルミ製の既製品庇は、耐候性・耐久性が高く、メンテナンスがほぼ不要な点が最大の利点です。ホームセンターや通販でも購入でき、W600〜W1800mm程度のサイズ展開が標準的です。

  • 素材の特徴
    アルミは軽量でさびにくく、長期にわたる耐用年数が期待できます。塗装仕上げのカラーバリエーションも豊富で、外壁の色に合わせやすいのが特徴です。
  • 価格帯
    製品代のみで1〜5万円程度。取付け工賃を含めると3〜10万円台が相場といわれています。
  • 注意点
    規格品のため、奥行きや幅がラインアップ内に収まらない場合はオーダー品が必要です。壁への穴あけ施工が伴うため、外壁材の種類によって施工難易度が変わります。

リクシル(LIXIL)製ユニットひさし

リクシルのユニットひさしは、デザインと機能性を両立したメーカー品として広く採用されています。主要シリーズの特徴を把握しておくと、製品選びがスムーズです。

  • ユニットひさし(スタンダードタイプ)

    アルミ形材製の屋根板を使ったシンプルなひさしです。奥行き250〜600mm、幅600〜2700mmと幅広いサイズ展開が特徴。玄関や勝手口への設置に対応し、価格帯は製品代で3〜8万円程度が目安です。

  • ひさし(エコタイプ・熱線遮断ポリカ屋根板)

    屋根板をポリカーボネートにすることで、採光を確保しながら熱線をカットできます。明るさを損なわずに室内温度の上昇を抑えたい場合に向いています。製品代は4〜10万円程度が目安です。

  • スタイルシェード(外付けロールスクリーン)

    固定式の庇ではなく、巻き上げ式のロールスクリーン型日よけです。庇とは異なり雨よけ機能は限定的ですが、季節に合わせた角度調整が可能で、窓への後付けに適しています。

参考:リクシル(LIXIL)|ユニットひさし 製品ラインアップ

三協アルミ製後付け庇・ひさし

三協アルミも後付けひさしの主要メーカーの一つで、シンプルなアルミ庇からデザイン性の高い製品まで取り揃えています。

  • マイポーチ(アルミ屋根板タイプ)

    玄関・勝手口向けのスタンダードな後付けひさしです。奥行き300〜600mm、幅600〜2700mmのサイズ展開で、アルミ屋根板の色はブラック・ホワイト・ブラウン系から選択できます。耐積雪荷重に対応したモデルもあり、雪国での施工実績も豊富です。

  • マイポーチ(熱線遮断ポリカ屋根板タイプ)

    半透明のポリカーボネート屋根板を採用したタイプで、暗くなりがちな玄関まわりに光を取り込みたい場合に適しています。UVカット加工素材を使用したシリーズもラインアップされています。

  • オーニング・テラス屋根タイプ

    テラスや大きな窓全体をカバーする広めの後付け屋根製品もラインアップしており、奥行き・幅の大きい施工に対応しています。製品代は6〜12万円程度が目安です。

参考:三協アルミ|後付けひさし 製品一覧

リクシル・三協アルミともに、地域の販売代理店や施工加盟店経由での購入・取付けが基本です。製品の最新価格や在庫は各メーカー公式サイトで確認してください。

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ポリカーボネート・樹脂製後付け庇・キャノピー

ポリカーボネート(PC)製のキャノピータイプは、軽量で安価なためDIY施工向きの選択肢です。透明・半透明タイプが多く、玄関先に圧迫感を与えない点が支持されています。

  • 主な特徴
    重量が軽く壁への負担が小さい。UVカット加工品を選べば紫外線対策にも有効です。耐用年数はアルミ製より短く、10〜15年程度が目安といわれています。
  • 価格帯
    製品代のみで5,000円〜3万円程度。DIY施工なら追加費用はほぼ工具代のみです。
  • 注意点
    衝撃や経年劣化でひびが入りやすい素材です。積雪荷重には弱いため、雪が降る地域での使用は補強が必要になります。

タープ用後付け庇ウィング

タープウィング(テントタープ型庇)は、可動式・巻き上げ式の布製日よけで、固定式庇とは異なるカテゴリーです。使わないときは収納でき、季節や天気に合わせて運用できる点が固定式との最大の違いです。

  • オーニングタイプ
    電動または手動で布を巻き上げるタイプ。テラスや掃き出し窓への設置が多く、製品代は2〜8万円程度です。
  • ウォールマウントタープ
    壁面にポールを取り付け、タープ生地を張るタイプ。設置・撤去が比較的簡単で、賃貸住宅での利用例もあります(管理規約の確認は必須)。
  • デメリット
    布製のため耐候性は固定式庇に劣ります。強風時は収納が必要で、生地の交換コスト(5〜10年程度ごと)も考慮してください。

後付け庇の取付け工事費用・施工費の相場

後付け庇の総費用は「製品代+取付け工賃+付帯作業費」で構成されます。既製品かメーカー品か、また足場の要否によって金額が大きく変わります。

タイプ 製品代 取付け工賃 施工込み総額の目安
アルミ製既製品(小型) 1〜3万円 1〜3万円 3〜6万円
アルミ製既製品(大型) 3〜5万円 2〜5万円 5〜10万円
リクシル・三協アルミ製 3〜15万円 3〜5万円 6〜20万円
ポリカDIY(自分で施工) 5,000円〜3万円 0円 1〜3万円
タープウィング 2〜8万円 1〜3万円 3〜11万円

費用に影響する主な要素

  • 壁の素材・下地状態
    サイディング・モルタル・タイルなど、外壁材によって穴あけ・防水処理の手間が変わります。既存の下地が脆弱な場合は補強工事が追加されることがあります(目安としてプラス1〜3万円程度)。
  • 足場の要否
    2階以上の窓への施工や高所作業が必要な場合、仮設足場代が3〜10万円程度追加されることがあります。
  • 既存庇の撤去
    古い庇を撤去してから新設する場合は、撤去・処分費で1〜2万円程度の追加が一般的です。

複数の業者から相見積もりを取ると、同じ製品でも工賃が異なるケースは珍しくありません。見積もりは製品代・工賃・付帯費用を項目ごとに明示してもらい、内訳を比較してください。

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建築確認申請・固定資産税への影響(法的注意点)

後付け庇を設置する際、建築確認申請と固定資産税の2点は必ず事前に確認が必要です。奥行きや構造次第では、手続きや税負担が発生します。

建築確認申請の要否

建築基準法では、庇の奥行きが1mを超える場合、その超過分が建築面積に算入されます。建築面積の増加により建ぺい率の上限を超えると、確認申請が必要になるケースがあります。

「1m超ルール」の具体的な考え方
庇の奥行きが1m以下:建築面積への算入なし(確認申請不要のケースが大半)
庇の奥行きが1m超:超過分(奥行き−1m)が建築面積に加算される
→ 加算後の建築面積が敷地の建ぺい率上限を超える場合は確認申請が必要

また、増築として扱われる場合は確認申請が必要になることもあります。
国土交通省の建築確認申請が必要な工事の解説によると、既存建築物への増築は原則として確認申請の対象です。庇の規模や地域の条例によって判断が変わるため、事前に自治体の建築指導課へ確認することを推奨します。

参考:国土交通省|建築確認申請が必要な工事

参考:国土交通省|建築基準法における庇等の取扱い(技術的助言)

固定資産税への影響

固定資産税の課税対象となる「家屋」の判定は、①外気分断性(屋根・壁で外気を遮断できる)、②土地への定着性、③用途性(居住・作業・貯蔵等に使える)の3要件で判断されます。

一般的な後付け庇は屋根部分のみで壁がなく、外気分断性の要件を満たさないため、単独では固定資産税の課税家屋には該当しないケースがほとんどです。ただし、3方向以上を壁で囲んだ大型テラス屋根や、居室として使える構造の場合は課税対象になる可能性があります。

参考:総務省|固定資産税に関する制度説明

法的な判断は設置する庇の規模・構造・地域によって異なります。大型の庇を設置する場合は、施工前に自治体の窓口または建築士に相談することを強くおすすめします。

DIY取付け手順と必要工具・注意点

小型のポリカーボネート製キャノピーやアルミ既製品の庇であれば、DIY施工も可能です。ただし、壁の素材によって難易度が大きく変わります。防水処理を誤ると雨漏りの原因になるため、自信がない場合は業者への依頼を優先してください。

壁素材別の施工難易度

外壁材 難易度 主な注意点
窯業系サイディング 目地・ジョイント部への穴あけは避ける。専用アンカーが必要
金属系サイディング 切り粉が錆の原因になるため、金属用ドリルを使用すること
モルタル(塗り壁) 中〜高 ひび割れや内部空洞の確認が必要。打診棒で事前チェックを推奨
木造(板張り・塗り壁) 低〜中 柱・間柱の位置を確認し、そこへビスを打ち込む必要がある
タイル・石材 割れリスクが高く、業者施工を強く推奨

DIY取付けの基本手順

  1. 取付け位置の決定と下地確認
    下地センサーで柱・間柱の位置を確認します。ブラケット(支持金具)は必ず下地のある箇所に固定してください。
  2. ブラケットの仮組みと水平確認
    水平器を使い、取付けラインが水平になっていることを確認します。高さは窓上部から5〜10cmが一般的な目安です。
  3. 穴あけとアンカーの設置
    外壁材に合ったドリルビットで穴をあけ、外壁用のアンカー(プラグ)を挿入します。サイディング材は慎重に作業し、破損に注意してください。
  4. ブラケットの本固定
    ステンレス製のビスでブラケットを固定します。トルクのかけすぎで外壁を割らないよう注意しながら締めてください。
  5. 庇本体の取付け
    ブラケットに庇本体をはめ込み、付属のビスで固定します。製品ごとの取付けマニュアルに従って組み立ててください。
  6. コーキング・防水処理(最重要)
    ブラケットのビス周辺と壁との隙間に、外壁用変成シリコンコーキング剤を充填します。ここを省略すると壁内に雨水が浸入し、腐食や雨漏りの原因になります。コーキング材は定期的な打ち直しが推奨です。
  7. 施工後の確認
    ブラケットのガタつき・水平・コーキングの充填状態を確認します。雨天後に壁内への浸水がないかチェックする習慣をつけてください。

DIYに必要な主な工具

  • 電動ドリル・ドライバー(振動ドリル推奨)
  • 下地センサー(スタッドファインダー)
  • 水平器(長さ60cm以上推奨)
  • 外壁用変成シリコンコーキング剤とコーキングガン
  • マスキングテープ
  • ステンレス製ビス・外壁用アンカー
  • 脚立(作業高さに応じて)

DIYを避けるべきケース
外壁がタイル・ALC(軽量気泡コンクリート)・吹き付け塗装など特殊な素材の場合、DIY施工は壁の損傷・雨漏りリスクが高くなります。また、庇の奥行きが1mを超える大型製品や、2階以上への設置は業者に任せることを強く推奨します。

後付け庇の業者選びと相見積もりのポイント

後付け庇の施工は、外壁工事・エクステリア工事・リフォーム業者が請け負うケースが一般的です。業者選びでは以下の点を確認してください。

  • 施工実績の確認
    同種の外壁材・製品の施工実績があるか確認します。施工事例の写真や口コミも判断材料になります。
  • 見積もりの内訳明示
    製品代・取付け工賃・防水処理費・廃材処分費を項目ごとに分けた明細を提示してもらってください。一式表記のみの業者は内訳が不透明なため注意が必要です。
  • 保証内容の確認
    施工後の防水不良・取付け不具合に対する保証期間(1〜3年が一般的です)を確認してください。
  • 相見積もりは3社以上
    同じ製品・同じ施工条件で3社以上から見積もりを取ると、適正価格の判断がしやすくなります。価格だけで選ばず、対応の丁寧さや説明の明確さも評価基準に加えてください。

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よくある質問

後付け庇の工事はどのくらいの期間がかかりますか?
玄関や窓1か所への小型庇の設置であれば、施工当日の半日〜1日で完了するケースが多いです。足場が必要な高所作業や複数箇所の施工では2〜3日かかることもあります。
賃貸住宅に庇を後付けできますか?
賃貸住宅では外壁への穴あけを伴う固定式庇の設置は原則として管理会社・大家の許可が必要です。可動式のタープウィングや壁に固定しないタイプであれば許可が得やすい場合もありますが、必ず事前に管理会社へ確認してください。
庇の取付けに建築確認申請は必ず必要ですか?
奥行き1m以下の小型庇であれば、建ぺい率に影響しないため確認申請が不要なケースがほとんどです。ただし、1mを超える庇や増築とみなされる規模の場合は申請が必要になることがあります。設置前に自治体の建築指導課へ確認することを推奨します。
DIYで後付けした庇が雨漏りしたらどうすればいいですか?
ブラケット周辺のコーキングが劣化・不足している場合が多いです。古いコーキングを除去し、外壁用変成シリコンで打ち直してください。外壁内部への浸水が疑われる場合は、早めに専門業者へ診断を依頼してください。
リクシルと三協アルミ、どちらを選べばいいですか?
製品の品質・価格帯はほぼ同等です。外構・サッシを同メーカーで統一したい場合はデザインの相性を優先すると良いでしょう。施工してくれる地域の業者がどちらのメーカーの代理店かによって選択肢が絞られることもあります。

後付け庇の設置で快適な住まいを実現する

後付け庇は、玄関・窓・テラスの雨よけ・日射遮蔽を手軽に実現できるリフォームです。アルミ既製品なら施工込み3〜6万円程度から対応でき、リクシル・三協アルミのメーカー品は6〜20万円台で品質と意匠性を両立できます。

法的には奥行き1m超の庇が建築面積に算入される点と、固定資産税の課税要件を事前に確認することが欠かせません。DIYは小型のポリカーボネート製品や木造外壁への施工なら現実的ですが、防水処理の品質が雨漏りリスクを左右するため、丁寧な施工が求められます。

「どの製品が合うか」「費用はいくらか」を正確に把握するには、現地調査を含む複数業者からの見積もりが最も確実です。相見積もりを3社以上取り、内訳・保証・対応力を比較したうえで判断してください。

たてのリフォーム編集部

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リフォーム情報メディア

たてのリフォーム編集部

大田区・世田谷区を中心に、リフォーム・外壁塗装に関する情報を発信しています。施工実績や業界知識をもとに、読者の疑問に答える記事を制作しています。

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