洗濯機パン(防水パン)交換費用相場 | 交換タイミング・費用を抑えるコツ

最終更新:2024年09月01日

洗濯機パン(防水パン)の交換費用相場をリフォームの専門家が解説します。交換タイミングから費用を抑えるためのDIYの具体的な手順まで、この記事で防水パンの交換について全て学べます。

たてのリフォーム

執筆者

たてのリフォーム 代表

舘野 久璃洲

新卒から不動産業界で活躍し、現在は賃貸とリフォームを軸にたてのリフォームの代表として活動。年間220件の施工実績の経験をもとにお客様に最適なプランを提案。『品質至上主義』をモットーに大田区を中心としてリフォーム事業に邁進中。

たてのリフォーム

監修

たてのリフォーム 工事統括者

藤澤 典隆

全リフォームの職人手配から当日の段取りまで担当。リフォーム業界歴30年超えの経験をもとに、リスク回避と高品質な施工に定評があります。

洗濯機の下にあるプラスチック製の板を防水パンと呼び、洗濯機の下にあることから洗濯機パンとも呼ばれたりします。

洗濯機が上に乗っかっていたり、蛇口や排水溝への設置含め、水漏れリスクを考えると自分ではできず専門業者に依頼する方がほとんどです。

本記事では専門業者に依頼を検討している方に向けて、洗濯機パン(防水パン)の交換費用の相場を、リフォームの専門家が過去の経験をもとに解説していきます。

洗濯機パン(防水パン)の交換費用相場

防水パンの交換費用の平均は25,000円〜35,000円が相場です。

具体的な内訳を含め、表にまとめました。

項目 費用相場
商品代
(防水パン、付属設備)
6,000円〜10,000円
工事代
(人件費)
大手ハウスメーカー 10,000円〜20,000円
大手メーカー
(ヤマダ電機)
5,000円〜10,000円
工務店・リフォーム会社
格安業者 4,000円〜8,000円
DIY 0円
諸経費
(商品仕入れ、交通費、駐車場代、廃材処理代)
6,000円〜10,000円

洗濯機パン(防水パン)の交換タイミング

洗濯機パンの交換が必須なタイミングは「破損・故障」時です。

破損・故障

防水パンは水漏れ被害を防ぐためのものであるため、防水パンにヒビなどの破損が発生している場合は交換することをおすすめします。

破損を放置し、洗濯機の重さに耐えられず破損してしまうと、上に乗る洗濯機が傾き壁にぶつかり故障につながる可能性もあります。

ヒビが確認できたらぜひ交換しましょう。

洗濯機の交換タイミング

また洗濯機の交換タイミングも、合わせて防水パンの交換はおすすめです。防水パンの費用の7割が人件費と諸経費のため、洗濯機交換の業者に合わせて依頼すると費用を抑えられます。

ホコリやカビが気になる

カビは「湿気・温度・汚れ(ホコリ)」の3つ原因で発生するため、バスルームや浴室は非常に発生しやすいエリアです。

湿度については、80%を超えると数週間でカビが発生してしまいます。

そのため、防水パンと洗濯機の間にホコリが溜まり放置してしまうとカビの発生に繋がってしまうため、汚れやホコリが目立つ場合は交換することをおすすめします。

なお、交換せずに掃除する方法もあるので動画を参照して取り組んでみてください。

洗濯機パン(防水パン)の交換費用を抑えるコツ

まず、防水パンの交換に活用できる補助金や助成金はありません。

その上で、防水パンの交換費用を抑えるには自分で交換する方法があります。

同じ防水パンへの交換であれば、大人が2人いれば十分DIYでも可能です。以下の手順に沿って進めてみましょう。

  1. コーキングをカッターで切る
  2. 排水トラップと防水パンを外す
  3. 壁にへばり付いたコーキングを剥がす
  4. <必要に応じて>床の張り替え
  5. 防水パンを設定

ただし、異なる防水パンへの交換は専門業者に依頼することをオススメします。

排水溝の位置や蛇口の位置、洗濯機本体の高さなどを考慮する必要があり、正しく設置できないと水漏れに繋がってしまうためです。

また、コーキングのカット作業や廃材の処理、水漏れリスクを踏まえると、総合的には専門業者に依頼する方が良いかと思います。

そもそも洗濯機バンって本当に必要なの?

マンション、戸建ての2階以上の場合は、万が一の水漏れ時の漏水防止としてつけることをおすすめしております。なぜなら、水の勢いで洗濯機のホースが排水から抜けてしまうことがあり、最悪の場合は下階の天井を全て工事する事態に発展してしまうからです。

具体的には、洗濯機の水漏れにより下階の天井クロスに染みができてしまったり、下地として使われる水に弱い石膏ボードに水が染み込んでしまい、最悪のケースは全て交換することになります。

もちろん、個人賠償責任保険などの保険で金銭面の負担は発生しないことがほとんどですが、天井工事に2日ほどかかり大きなストレスを与えることになります。

同じ住人との人間関係悪化に繋がり済みづらくなってしまうので、賃貸の場合は防水パンは設置することをおすすめします。

シロアリ発生

さらに建物が木造建築の場合、建材である木材が腐敗しシロアリの発生の原因となり、耐震性が低下して最悪の場合は地震により崩壊に繋がることもあります。

いずれにしても、マンション、戸建ての2階以上の場合は防水パンは必ず設置しましょう。

洗濯機パン(防水パン)まとめ

交換費用相場:25,000円〜35,000円

交換タイミング:

  1. 破損・故障
  2. 洗濯機交換タイミング
  3. ホコリやカビが気になる方

費用を抑える方法:DIY
必要性:漏水防止のために必要(戸建ての1階の場合はケースバイケース)

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